--.--.-- *--
スポンサーサイト
CATEGORY : スポンサー広告
2009.11.08 *Sun
己が試練の日
「突発的☆自分に課してみよう台詞でお題」
1)
「弱ぇ。弱ぇ弱ぇ弱ぇ!こんなんじゃ、戦場に出たってただ死にに行くようなもんだぜ!?テメェ等の曲がった根性、叩き直してやっから、かかって来いや!」
2)
「残念だったな、俺を殺した所で何も変わりやしねぇよ。認めちゃいねーが、うちの「最強」は俺じゃねぇんだ。」
3)
「出来なくて当たり前じゃん?初めてなんだから。むしろ、出来ない方が好都合。君にこんな事、させたくないんだ。」
4)
「アイツを無能呼ばわりする奴は、余程見る目が無いんだな。アイツは、脳が無さ過ぎる故に有り過ぎる能を隠し過ぎた禿鷹だ。」
5)
「俺が何も出来ないと侮ってるな!?ハハン、俺がマジで何もしなかったら…誰も困らねーんだよ、チクショー!」
6)
「特別に選ばせてあげる。天使、悪魔、もしくは死神。さあドレに逢いたい?まあ、方法は同じだけどね?」
7)
「ねぇ、あいつに何て言ったの!?」
「……そんな野暮な事聞くなよ。」
「っあー!ちょーマジ勘弁!助けて誰かー!」
8)
「ご機嫌如何、お兄様?ああ、この日を何度夢見た事か!」
藍晶による藍晶の為の藍晶のお題。
…とか言いつつ、お持ち帰りは御自由に。
ただし、使えるかどうかは保証しない(笑)
挑戦してみた猛者は、藍晶に萌の提供よろしく。
1)
「弱ぇ。弱ぇ弱ぇ弱ぇ!こんなんじゃ、戦場に出たってただ死にに行くようなもんだぜ!?テメェ等の曲がった根性、叩き直してやっから、かかって来いや!」
2)
「残念だったな、俺を殺した所で何も変わりやしねぇよ。認めちゃいねーが、うちの「最強」は俺じゃねぇんだ。」
3)
「出来なくて当たり前じゃん?初めてなんだから。むしろ、出来ない方が好都合。君にこんな事、させたくないんだ。」
4)
「アイツを無能呼ばわりする奴は、余程見る目が無いんだな。アイツは、脳が無さ過ぎる故に有り過ぎる能を隠し過ぎた禿鷹だ。」
5)
「俺が何も出来ないと侮ってるな!?ハハン、俺がマジで何もしなかったら…誰も困らねーんだよ、チクショー!」
6)
「特別に選ばせてあげる。天使、悪魔、もしくは死神。さあドレに逢いたい?まあ、方法は同じだけどね?」
7)
「ねぇ、あいつに何て言ったの!?」
「……そんな野暮な事聞くなよ。」
「っあー!ちょーマジ勘弁!助けて誰かー!」
8)
「ご機嫌如何、お兄様?ああ、この日を何度夢見た事か!」
藍晶による藍晶の為の藍晶のお題。
…とか言いつつ、お持ち帰りは御自由に。
ただし、使えるかどうかは保証しない(笑)
挑戦してみた猛者は、藍晶に萌の提供よろしく。
CATEGORY : 藍晶紫紅の日
2009.10.09 *Fri
風と共に去りぬ日
風を切って走る。
まさにその表現を実体化したように車が走る。鮮やかな真紅のフェラーリ。そして、その後ろからは真っ黒な警邏車両。
ウー、とけたたましいサイレンを響かせ、拡声器越しに黒い車が叫ぶ。
『そこの車!止まりなさい!』
「うっさいなぁ!止まれと言われて止まるようなら、端から逃げて無いっつーの!」
ごもっとも。
けれど、助手席に座る自分からしたら、止まらないにしても、スピードを落とすぐらいはしても良いのでは無いかと思う。何しろ、天下の公道を走る速度が150キロ。高速でだってそうそう出さないだろうに。
ナビシートに体を深く埋め、とてつもない重力に晒されながら、チラと背後を覗き見る。止まれと叫ぶそれは逃げるこちらにピタリと張り付き、ならば当然そちらも速度超過だ。サイレンを鳴らすだけで、罪が罪で無くなるのだから不思議だと思う。
凄い速度で景色が動いて行く。見たくなくても視界に入る横顔は、予想に違わず、頗る楽しそうに笑っていた。
腹の上で指を組、体内の酸素が無くなるくらいに息を吐く。
きっと、今なら心の底からそう言える。
「わたし、風になったみたい!」
多分、多重人格者目線。
もしかしたらアイアンメイデン。
運転してるのは、勿論うちのチェシャ猫。
CATEGORY : 蒼い薔薇の日
2009.10.04 *Sun
青い春の日 1
偏差値は高くもなく低くもなく、知名度はそこそこ、規模普通、修学旅行は無難に京都。そんな平凡な、何処にでも在る公立高校。そこで日々繰り広げられる、在り来りな日常生活。けれど、刺激的な毎日。
さあ、楽しいスクールライフの、始まり、始まり。
「なお!」
俺には、そう呼べば振り返る友達が三人居る。
「何?」
「何だよ。」
「どしたー?」
廊下側の窓から教室に呼び掛けると、廊下から二列目の中間の席で雑誌を開いていたその三人が、ほぼ同時に返事をする。
無駄に仲が良い三人は、一緒に行動している事が多い。全員に用が有る時はこれほど楽な事は無いが、個別の場合は少々どころか大変に面倒臭い事になる。何しろ、内二人は一卵性双生児であり、更にもう一人も、二人に影響されているのか雰囲気が似ていて、傍目からは兄弟かと間違われる位に背格好も似ている。つまり、逆に個別だど一見では誰だか判らない。
「双子じゃねーよ、直江の方。」
「あん?呼んどいて違うとはどういう了見だ?」
「だから元々テメーは呼んでねっつの。」
「紛らわしいから、なおの事は名前で呼べば良いのに。」
「それは俺が許さねーよ?」
「じゃあ、俺達も苗字で呼べよ。」
「それこそお前等一緒だろが!」
双子の直人と直也、そして直江。だったらあだ名で呼ばなければ良いとよく言われるが、ここまで来て今更呼び名を改めるのも小恥ずかしいのだ。
「で、肝心の用事って何なのさ?」
「ああ、委員会の顧問が休み中に書類取りに来いって。」
「はあ!?後5分も無いじゃん!そーゆー事は早く言えっての馬鹿遠野!」
「遠野、バカー。」
「バカー。」
「てか、言わせてくれなかったのソッチでしょ!?」
慌てて廊下に走り出るなおもとい直江の捨て台詞に肖り、双子が要らん野次を入れる。四階の教室から一階の職員室までは、5分で往復するのは少々厳しい距離で、全速力で走る直江の姿は既に小さく為っていた。その背中に反論してみるが、聞こえて無いのか反応は無い。席を立って窓から顔を覗かせた双子は、次の授業までに彼が戻って来れるか、昼飯の買い出し役を賭けて賭をしている。
俺には、その名を呼べば振り返る友達が三人居る。そして、その三人に振り回されるのが、俺の日常。
それは、傍から見れば大層不思議な光景だろう。
「でさ、あいつらがまたさ…、え?ああそう、だから俺、言ってやった訳!…は、ちっげーよ!俺はあいつらを思ってだな…え、マジ?一口ちょーだい。」
音声だけを聞いたなら、意味不明な独り言を大声で喋る変な奴が居る、と思うかも知れない。けれど実際、映像付きで聞いたとしても、その感想は変わらないだろう。
変な奴、大津自身は勿論、自分が独り言を喋っているとは思っていない。何故なら、彼の周りには二人のクラスメートが存在し、ちゃんと会話をしているからだ。宮城と大久保、片方は雑誌に目を落としつつペットボトルの紅茶を傾け、もう片方はパリパリとポテトチップスを食べているだけ、の様に例え見えたとしても。
別に、人見知りだとか内気と言う訳では無いが、極端に声のボリュームが小さいので、二人の言葉は、近くに居てもよく耳を澄ませなければ聞き取れない。それに対して、大津の声はよく届くので、そんな誤解を招くのだ。
「裕ちゃん、ちょっと音量下げようか。」
不意に肩を叩かれ、大津は振り返る。その先には、困った様な笑みを浮かべた同じ顔が並んでいた。よく見ないと見分けが付かないが、肩を叩いた方が、双子の兄の直人だろう。
「何で、そんなに五月蝿かった?」
いつも通りに話していたつもりだったが、知らず興奮して声を荒げていたかと話し相手を顧みるが、二人の返答は「否」である、らしい。
「……だってよ?」
「解ってる。解ってるんだけど、何だかお前が不憫だ。」
「だから何でよ。」
それは、訳知りの仲間内から見ても大分異様な光景であり、気付かないのは当人等のみである。
さあ、楽しいスクールライフの、始まり、始まり。
「なお!」
俺には、そう呼べば振り返る友達が三人居る。
「何?」
「何だよ。」
「どしたー?」
廊下側の窓から教室に呼び掛けると、廊下から二列目の中間の席で雑誌を開いていたその三人が、ほぼ同時に返事をする。
無駄に仲が良い三人は、一緒に行動している事が多い。全員に用が有る時はこれほど楽な事は無いが、個別の場合は少々どころか大変に面倒臭い事になる。何しろ、内二人は一卵性双生児であり、更にもう一人も、二人に影響されているのか雰囲気が似ていて、傍目からは兄弟かと間違われる位に背格好も似ている。つまり、逆に個別だど一見では誰だか判らない。
「双子じゃねーよ、直江の方。」
「あん?呼んどいて違うとはどういう了見だ?」
「だから元々テメーは呼んでねっつの。」
「紛らわしいから、なおの事は名前で呼べば良いのに。」
「それは俺が許さねーよ?」
「じゃあ、俺達も苗字で呼べよ。」
「それこそお前等一緒だろが!」
双子の直人と直也、そして直江。だったらあだ名で呼ばなければ良いとよく言われるが、ここまで来て今更呼び名を改めるのも小恥ずかしいのだ。
「で、肝心の用事って何なのさ?」
「ああ、委員会の顧問が休み中に書類取りに来いって。」
「はあ!?後5分も無いじゃん!そーゆー事は早く言えっての馬鹿遠野!」
「遠野、バカー。」
「バカー。」
「てか、言わせてくれなかったのソッチでしょ!?」
慌てて廊下に走り出るなおもとい直江の捨て台詞に肖り、双子が要らん野次を入れる。四階の教室から一階の職員室までは、5分で往復するのは少々厳しい距離で、全速力で走る直江の姿は既に小さく為っていた。その背中に反論してみるが、聞こえて無いのか反応は無い。席を立って窓から顔を覗かせた双子は、次の授業までに彼が戻って来れるか、昼飯の買い出し役を賭けて賭をしている。
俺には、その名を呼べば振り返る友達が三人居る。そして、その三人に振り回されるのが、俺の日常。
それは、傍から見れば大層不思議な光景だろう。
「でさ、あいつらがまたさ…、え?ああそう、だから俺、言ってやった訳!…は、ちっげーよ!俺はあいつらを思ってだな…え、マジ?一口ちょーだい。」
音声だけを聞いたなら、意味不明な独り言を大声で喋る変な奴が居る、と思うかも知れない。けれど実際、映像付きで聞いたとしても、その感想は変わらないだろう。
変な奴、大津自身は勿論、自分が独り言を喋っているとは思っていない。何故なら、彼の周りには二人のクラスメートが存在し、ちゃんと会話をしているからだ。宮城と大久保、片方は雑誌に目を落としつつペットボトルの紅茶を傾け、もう片方はパリパリとポテトチップスを食べているだけ、の様に例え見えたとしても。
別に、人見知りだとか内気と言う訳では無いが、極端に声のボリュームが小さいので、二人の言葉は、近くに居てもよく耳を澄ませなければ聞き取れない。それに対して、大津の声はよく届くので、そんな誤解を招くのだ。
「裕ちゃん、ちょっと音量下げようか。」
不意に肩を叩かれ、大津は振り返る。その先には、困った様な笑みを浮かべた同じ顔が並んでいた。よく見ないと見分けが付かないが、肩を叩いた方が、双子の兄の直人だろう。
「何で、そんなに五月蝿かった?」
いつも通りに話していたつもりだったが、知らず興奮して声を荒げていたかと話し相手を顧みるが、二人の返答は「否」である、らしい。
「……だってよ?」
「解ってる。解ってるんだけど、何だかお前が不憫だ。」
「だから何でよ。」
それは、訳知りの仲間内から見ても大分異様な光景であり、気付かないのは当人等のみである。
CATEGORY : 紺碧の春の日
2009.08.31 *Mon
襷を受け継ぐ日
友達がやってたので拾って来た~♪
最近めっきり描いてないけどお絵かきバトン!
誰か、藍晶にお絵かきタイムを…!
んでは、れっつらドン♪
最近めっきり描いてないけどお絵かきバトン!
誰か、藍晶にお絵かきタイムを…!
んでは、れっつらドン♪
- Q1 まずは基本的な質問を。アナログ?デジタル?
- A1 デジタル化を夢見るアナログです。
- Q2 使用ソフト&好きな画材は?また、いずれやりたい画材は?
- A2 ソ…ソフト?いやだからアナログなんだって。シャーペンと紙さえあれば何処でもオッケー☆
- Q3 自分のイラストをいくつかの言葉や漢字で表すと?
- A3 乱☆雑
- Q4 目指しているイラストをいくつかの言葉や漢字で表すと?
- A4 美☆麗
- Q5 好きな色や色合い、組み合わせなどは?(赤×黒など)
- A5 モノトーンや同系色の中に、一点だけ刺激色入れるの好き。
- Q6 好きな構図、苦手な構図は?
- A6 何も考えないと、やや左向きでニヤ、と笑ってる方が産まれます。最近、後ろ姿を描くの好きだ。背中で語る!的な。
- Q7 描いていて楽しいパーツは?(目、髪、服など)
- A7 口と髪。無駄に乱れた長髪描いちゃうよ♪
- Q8 苦手なパーツは?
- A8 服とかアクセとか装飾品。自分があまり目にしないから…
- Q9 あたりはきちんととりますか?パースは?
- A9 え、なにそれ美味しいの?パースなんて、製図の講義ですら取らない人間ですが(取って下さい)。
- Q10 描く時の必需品ってありますか?(コーヒー、音楽、独りきりとか)
- A10 …………時間、とか。
- Q11 描いている時ってどんな顔してます?
- A11 めっちゃキモい顔してるから見ないで!って、ここに来てる人たいてい見てるわ(笑)描いてる人間の顔真似とかしてるっぽい。
- Q12 構想を練っている時、描いている時、完成した時。好きな順に並べて。
- A12 好きな順と言われても…構想考えない、完成しない、なもんで。でも、日常生活で「ああ、今の感動を描きたい!」って思ってる時はめちゃ楽しい。
- Q13 自分のイラストの悪い癖って?
- A13 「お前、不細工描けないの?」って言われた事ある。良いじゃん美しい方が。
- Q14 「もう少しこうなったらいいのにな」なんて所あります?
- A14 せめてラフ画から線画くらいに成長したい。
- Q15 今の自分の絵は100点満点中、何点位?
- A15 一枚のイラストをちゃんと完成させられたら、自分に百点を上げたい。
- Q16 あえて、自分の絵を手放しで褒めてあげて下さい。
- A16 あえて。あえて…あえて………わぁ、いっぱい下書き描けたねー!じゃあそろそろ本番描いてみようか?
- Q17 いつ頃から描いていますか?きっかけは?
- A17 絵、を描き始めたのは幼稚園の頃から。今みたいなイラストを描き始めたのは中学かな。何に影響されたかは、絵を見りゃ丸解り(笑)
- Q18 もう描くのやめようかな〜なんて時は?
- A18 線がうねる位に眠くなったら。……え、そういう意味じゃ無い?
- Q19 描いててよかった!って時は?
- A19 周りの人に褒めて貰えた時。自分的に満足なのが描けた時。棄てようとしたら怒られた時。
- Q20 10年後も描いていると思いますか?
- A20 多分、死ぬまで描いてるよ。
- Q21 自分にとって、「イラストを描く」という行為は?
- A21 頭ん中の引き出し整理。時たま片してやらないと、溢れて来ちゃうから。
- Q22 最後の質問です。イラストを描く上で一番大事にしている事は?
- A22 描きたい時に描きたい物を描く。描きたく無い時は描かない。
- Q23 ご苦労様でした!
- A23 お疲れ様!ここまで読んだ方は、ホントにお疲れ様です。なんか、ケータイを丸文字フォントに設定してる所為か、「描」が「猫」に見えて仕方ない(笑)
CATEGORY : 藍晶紫紅の日
2009.05.18 *Mon
不思議大冒険の日 2
一言で言うならば、それは城だ。昔、絵本で読んだお伽話に出て来る、王子様とお姫様の住まう城。
ゴテゴテと無駄に装飾が施された、白い円柱に支えられたアーチ状の回廊。壁も床も、多分大理石。
…無駄過ぎる。
「こ、此処は、何処のお伽の国デスカ。」
もう涙は引っ込んでしまった。
両手を掴まれている所為で拭えていない顔はぐちゃぐちゃのままだが、涙の溢れる気配は無い。
自分は何処か別の世界に迷い込んでしまって、自分の居た世界と違うから、仲間達も実は全く別の人物で、自分の事を知らないのも当たり前。なのかも知れない。
ほら、何て言ったかな、パラレルワールドって奴だよ!
それはそれで、何故、どうして、という問題が出て来るのだが。それでも、そうである方が奈々には安心出来た。
「どんなお姫様が住んでるの?その服、皆は衛兵さん?」
「は?何言ってんの?」
ナナキが不得要領といった顔で奈々を見下ろす。それはそうだろう。奈々にとってはお伽の国でも、ナナキにとってはお伽でも何でもないし、そもそもが此処はお姫様が住むような場所では無い。
「此処は学校だよ。まあ、私立だし、普通とはかなり違うから驚くのも無理無いけど。」
奈々の気持ちも、当然ナナキの気持ちも解る涼が、ひょこりと頭を出しフォローを入れる。今でこそ笑い話だが、この涼とて同じ感想を持った一人なのだ。
「お姫様じゃなくて、王様なら住んでるけどね。」
「ある意味、女王様でしょ。」
「あはは、それ言えてる!」
(続)
ゴテゴテと無駄に装飾が施された、白い円柱に支えられたアーチ状の回廊。壁も床も、多分大理石。
…無駄過ぎる。
「こ、此処は、何処のお伽の国デスカ。」
もう涙は引っ込んでしまった。
両手を掴まれている所為で拭えていない顔はぐちゃぐちゃのままだが、涙の溢れる気配は無い。
自分は何処か別の世界に迷い込んでしまって、自分の居た世界と違うから、仲間達も実は全く別の人物で、自分の事を知らないのも当たり前。なのかも知れない。
ほら、何て言ったかな、パラレルワールドって奴だよ!
それはそれで、何故、どうして、という問題が出て来るのだが。それでも、そうである方が奈々には安心出来た。
「どんなお姫様が住んでるの?その服、皆は衛兵さん?」
「は?何言ってんの?」
ナナキが不得要領といった顔で奈々を見下ろす。それはそうだろう。奈々にとってはお伽の国でも、ナナキにとってはお伽でも何でもないし、そもそもが此処はお姫様が住むような場所では無い。
「此処は学校だよ。まあ、私立だし、普通とはかなり違うから驚くのも無理無いけど。」
奈々の気持ちも、当然ナナキの気持ちも解る涼が、ひょこりと頭を出しフォローを入れる。今でこそ笑い話だが、この涼とて同じ感想を持った一人なのだ。
「お姫様じゃなくて、王様なら住んでるけどね。」
「ある意味、女王様でしょ。」
「あはは、それ言えてる!」
(続)
CATEGORY : 蒼い薔薇の日






